『継承できるものは人と思想である』

　弊社は明治７年（1874年）の創業以来、常に産業資材としての繊維製品を中心に取り扱って参りました。
特に昭和３０年代（1955年頃）からは、それまでの商社機能にメーカー機能を併せ持った独自のスタイル（複合型）で企業運営を進めて参りました。
現在、弊社は「整理用ラッピングクロス」「輸送用コンテナーバッグ」「環境保全用フィルターバグ並びにフィルタークロス」などを主力に、染色整理や物流・環境関連に至る幅広い分野・業界に製品を供給致しております。

　信長ゆかりの地、清州の城下町にてうぶ声をあげてから１４０有余年、時に社の存続が危ぶまれる程の出来事も幾つかあったと伝え聞きます。しかし、その都度危機を転機として捉え乗り越え今日に至る背景には、諸先輩方（人）の努力があったことはいうまでもありませんが、その根底を支えたのが先に記させていただいた弊社の理念（思想）であります。

　弊社は企業目的に「仕事を通して、人間が人間らしく生き、かつ人間的に成長することによって、社会に貢献できる会社にしよう」を掲げています。
常に夢を持って、失敗を恐れず、お客様のため、自分のために無限の可能性にチャレンジする全員主役の経営を目指しています。

『社会への貢献と今後の取組み』

　令和の時代に入り情報通信の世界はアナログからデジタル高速通信（5G）への大変革期を迎えています。
情報が簡単且つスピーディーに入手できる反面、これまで以上に情報の取扱い（信憑性含めた見極め）と、変化への適切な対応力が重要になってくると感じています。
　また近年は、Sustainable Development Goals（＝持続可能な開発目標）がKey Wardsゆえ、CSR（企業の社会的責任）の観点も併せた社会貢献を強く意識して行く必要性があるとも感じています。
　弊社の販売アイテムは、工場内で使われる様々な繊維製消耗資材ですので、これからの大きなテーマは「お客様の省資源、省エネルギー化に貢献する」ということになります。従来品（＝固定観念）を見返し、見直し、“カイゼンする提案力”で、お客様からの指名率№１を目指し取り組んで参ります。

　今後とも一層のご愛顧、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年3月
代表取締役社長